2010年08月06日

北海道の名付け親 松浦武四郎の名前を鉄道史に見つける

 北海道の鉄道建設の歴史を知るための資料の一つとして、『北海道炭礦鉄道略記』がある。これは北海道庁鉄道部の手によってつくられたものらしい。この資料には、幌内鉄道から北海道炭礦鉄道に至る鉄道の略史が記述されているが、それ以外にも夕張炭礦をはじめとして各炭礦の沿革も記述されている。

 炭礦の沿革の一つに空知炭礦の記述がある。この記述を読んでいくと、北海道の名付け親 松浦武四郎の名前を見つけることができた。

資料を引用すると、
「○附記
  空知炭山
空知炭山ハ石狩国空知郡ニアリ明治二十三年八月奈江村ヲ置キ三十年七月歌志内村ヲ置クニ辺テ二村ニ分属セリ一ニ歌志内炭山ト曰フ安政年間松浦武四郎空知川ヲ遡リ石炭ノ露出スルヲ見ルト之ヲ日誌ニ記セリ明治六年開拓中判官榎本武揚亦同川ヲ遡リ其沿岸ニ露出セル石炭ヲ採リテ之ヲ分析シ翌年米国人地質学士来曼之ヲ検シ見取図ヲ製ス北海道庁開庁ノ初メ空知煤田調査ノ業ヲ起シ精密ノ調査ヲ遂ケタリ(以下略)」とある。
  ((注)資料にはページ数が付されていませんので、ページ数を記していません)

 米国人地質学士ライマンを「来曼」と当て字をしているのは面白いし、北海道鉱山検査巡回を命じられた榎本武揚の名があるのも面白い。短くても興味のつきない資料だ。


posted by booknikoniko at 10:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 神戸歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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