2010年05月29日

亡き娘のために若き父親がしたこと

 いつも利用している電車では、日経新聞の朝刊か夕刊を読むことにしている。再度出掛けることになったが、朝刊は既に読んでいたので、読みかけの本を持っていくことにした。せっかく持ってはきたものの、読む気になれず目を閉じていた。しばらくして持ってきた本を読もうかと思ったが、別の本を持ってくれば良かったと思った。何の本が良かったのかを考えていたら、『般若心経』を持ってくれば良かった、と思った。

 弟が突然病死して半年が経った夏の暑い日にいつもの電車に乗った。ドアの取っ手のある横長座席の隣に立つことになった。隣に座っていたのは男性で何か本を読んでいた。何を読んでいるのかを見ると、お経の本だった。

 今までお経の本を車内で読んでいる人を見たことがなかった。ページが進み最後のページになって、何故この男性がお経の本を読んでいるのかが分かった。そこには二歳の誕生日を目前に亡くなったお嬢さんの名前と戒名が書かれていた。つい最近、娘を亡くした若い父親が供養のために、一生懸命心の中で読経していたのだ。

 人皆それぞれに色々な思いを抱えながら生きているのだ、ということを改めて思い知らされたのだった。
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2010年05月25日

あなたも自分史を国立国会図書館に納本しませんか

 今日5月25日は、国立国会図書館への出版物の納入を義務付ける納本制度が始まった日で、「納本制度の日」です。

 昭和23年(1948年)5月18日、国立国会図書館は、6,000通におよぶ納本の依頼状を出版社・団体等に発送し、5月25日から納本の受付を開始しました。平成20年(2008年)納本制度60周年を記念し、納本受付開始の日である5月25日を「納本制度の日」と定めたものです。

 国立国会図書館の納本制度がありますが、それでは全ての出版物が所蔵されているのでしょうか。

 図書や新聞、雑誌等が多く納本されていますが、自費出版物や企業・団体等の記念誌、郷土資料等は、発行する方がこの制度を知らないこともありますので、納本されていないこともあるわけです。

 納本の対象になる出版物にはどういう物があるかと言いますと、図書、小冊子、雑誌、新聞、年鑑、楽譜、地図、マイクロフィルム資料、点字資料に電子出版物(音楽CDやゲームソフトも含まれます)などがあります。

 CDやDVD、CD−ROMなどの電子出版物は、IT時代を反映して、平成12年(2000年)の国立国会図書館法改正によってはじめて納本ができるようになりました。

 いつか自分史を国立国会図書館に納本したいものだ、と思っています。

 なお、昭和30年(1955年)5月25日には、岩波書店から約20万語を収めた国語辞典の「広辞苑」初版が発売されました。価格は2,000円でした。
posted by booknikoniko at 15:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 言葉と脳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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